「うるおっているはずなのに、肌が整わない」——その理由、ご存知ですか
夏の暑さはまだ遠く感じるこの季節。けれども、肌のコンディションに少しずつ変化を感じている方も、多いのではないでしょうか。
「スキンケアは丁寧にしているのに、なんとなくくすみが気になる」「化粧ノリが安定しない日がある」
——そのような小さな違和感の裏に、「初夏の隠れ乾燥」が潜んでいることがあると言われています。
のどが渇かない、汗もそれほどかかない。そう感じるこの時期こそ、体の内側では、気づかないうちに水分が失われやすい状態になることもあります。
美しい肌を保つためのセルフケアとして、外側のスキンケアとともに、内側からの水分補給を意識することも大切な習慣のひとつです。
初夏に水分補給を意識したい、3つの理由
まず知っておきたいのは、5月は「水分の消費が増えやすい季節」だということです。
紫外線量は3月ごろから徐々に上昇し、五月にはすでに高い水準に達します。紫外線にさらされる時間が長くなるこの時期は、体の内側の水分が意識しないうちに失われやすくなると言われています。
また、寒暖の差が大きいこの時期は自律神経が乱れやすく、皮脂や汗の分泌バランスが崩れることがあります。肌本来のリズムを保つためには、外からのケアと並行して、
体の内側を整える生活習慣も意識したいところです。
さらに、年齢とともに体の水分バランスは変化していくと言われています。「以前と同じケアをしているのに」と感じる方は、日々の水分補給の習慣を見直すきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
毎日続けたい、水分補給の4つのルール
ルール1:1日1.5〜2リットルを、少量ずつ、ゆっくりと
水はまとめてではなく、1日を通じて少しずつ取り入れることが大切とされています。起床後・食事の前後・入浴の前後・就寝前など、日常の動作に水を飲む習慣を組み込んでみてください。1回あたりコップ半分から1杯ほど(150〜200ml)が目安です。無理なく、毎日続けられるペースを見つけることが大切です。
ルール2:白湯や常温水を取り入れてみる
冷たい飲み物が続くと体が冷えやすくなり、血の巡りに影響することがあると言われています。初夏でも、白湯や常温の水を意識的に取り入れることで、体をおだやかにいたわることができます。一口一口を丁寧に飲む時間は、忙しい日常のなかで、自分を整えるひとときにもなるでしょう。
ルール3:カフェイン飲料との上手なつきあい方
コーヒーや緑茶はポリフェノールや抗酸化成分を含むことで知られていますが、カフェインには利尿作用もあるため、摂りすぎると水分バランスが乱れることがあります。「水分補給のつもりで飲む」習慣は、一度見直してみる価値があるかもしれません。カフェイン飲料を1杯飲んだら、水もプラス1杯を心がけると、日々のバランスを保ちやすくなります。
ルール4:食事からのうるおいも大切に
水を飲むことに加えて、食事から摂る水分にも目を向けてみてください。きゅうり・トマト・豆腐・スープ類など、水分を多く含む食材を日々の食卓に取り入れることで、体内の水分をゆるやかに補いやすくなります。初夏の旬野菜はビタミンCや抗酸化成分を豊富に含むものも多く、バランスのよい食生活を心がけるうえでも取り入れやすい食材です。食卓を彩りながら、内側からのセルフケアを楽しんでみてください。
内側と外側、どちらも大切にするセルフケアを
どれほど丁寧にスキンケアを重ねても、体の内側のコンディションが乱れていると、肌の状態にも影響を感じることがあるかもしれません。
外側のケアを「肌を守る習慣」とするなら、水分補給は「内側から整える習慣」。その両方を日々コツコツと続けることが、年齢を重ねるほどに意味を持ってくるのではないでしょうか。
今年の初夏は、一杯の水を大切にするところから始めてみましょう。そんな小さな習慣のひとつひとつが、毎日の自分をいたわることに繋がっていきます。
※「本コラムは一般的な生活習慣に関する情報です」